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GTM(Googleタグマネージャー)とは?基礎知識を解説【初心者向け】

GTMロゴ
悩んでいる人

GTM(Googleタグマネ―ジャー)とは何でしょうか?
どういうことができるツールですか?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • GTM(Googleタグマネージャー)とは
  • GTMの基礎知識
  • GTMを使うメリット
ともすぎ

この記事を書いている私は、未経験からデジタルマーケティングを支援する企業へ転職し、主に広告運用・Webサイト分析業務に従事しております。分析の際にはGoogleアナリティクスを使用することが多いです。当ブログでは業務で得た知識や経験を発信しています。

3分で読める記事になっています。

GTM(Googleタグマネージャー)とは

概要

Googleタグマネージャー(以下GTM)は、Googleが提供する、様々なタグを一元管理(タグマネージメント)できる無料のツールです。

タグ:ブラウザに何かをさせるための命令文のようなもの。コンバージョンを計測するコンバージョンタグ、UIの書式をしてするHTMLタグ、ツールを制御するツール制御用タグの3つがある。

GTMトップ

GTMのタグをページに設置し、管理画面にGAなどのタグを登録すると、HTMLの変更を行わずとも、管理画面内でタグの変更や更新などが可能です。

GTMの基礎知識

GTMを使用するに当たっての基礎知識として、以下4つをご説明します。

  • アカウント構成
  • ワークスペース
  • GTMの3要素
  • バージョン

順番に解説します。

アカウント構成

GTMは「アカウント」と「コンテナ」という2つの層で構成されています。

GTMアカウント構成

アカウント

アカウントとは、コンテナを管理するグループを指します。
企業ごとに1アカウントで分けるのが一般的です。

コンテナ

コンテナとは実際に設定を行っていくサイトを表します。
1サイト(または1ドメイン)ごとに1コンテナ、で分けるのが一般的です。

ワークスペース

コンテナを用意したら、その後はコンテナ内にある「ワークスペース」で設定を行っていきます。

ワークスペースとは、設定を行うための作業場所のことです。
GTMでは1コンテナに対し、上限3つまで同時に利用が可能です。

GTMワークスペース

GTMの3要素

ワークスペース上での設定作業は、タグ、トリガー、変数の3要素を設定していきます。

名称説明
タグページへ追加したいタグを指します。
紐づけられたトリガーの条件が満たされた場合に、そのタグはページへ配信されます。
トリガータグが配信される条件をまとめたものがトリガーです。
トリガーはタイミングを示すトリガーの種類と、
変数を使って作った条件の組み合わせで作られます。
変数状況によって変わる可能性のあるものをGTMで利用したい場合は、
変数として登録する必要があります。
例えば、ユーザーの購入ごとに変化する購入金額などが変数にあたります。
変数はトリガーの条件として利用できるほか、タグの計測値としても利用できます。

バージョン

作成時点のタグ、トリガー、変数などの設定一式をまとめて保存したものです。
過去に作成したバージョンは当時の設定内容ですべて残されるため、以前の設定内容へ戻したい、といった場合も容易に可能です。

GTMバージョン

GTMを使うメリット

GTMを使うメリットを3つご紹介します。

タグの設置が容易・タグの管理ができる

タグの設置が容易

GTMを使うと、管理者や開発担当者に依頼することなく自分でタグをソースに埋め込めます。
今までサービスごとに発行されたタグは、それぞれページのソースコードの中に書いていく必要がありました。
しかしGTMを使うと、タグマネージャ管理画面に入力して保存すればページのソースに反映されます。

タグの管理ができる

タグの設置が増えてくると、どのタグがどのページに埋め込まれているのかが分からなくなり、タグの設置漏れなども発生してしまいます。
しかしGTMを使うと、全てのページに一気に設置できたり、どのタグを埋め込んでいるのかもわかりやすく管理できます。

バージョン管理ができる

GTMではバージョン管理ができます。
バージョンとは、いつ更新されたか、何番目に公開されたかを示すものです。
この機能があることで、現在公開中のバージョンになにかトラブルが起きた際、トラブル前の状態にすぐに戻せます。
GTMで新しく変更を加えると、自動的に新しいバージョンが作成され、途中で編集を止めても続きから編集することが可能です。

プレビューモードがある

設定内容の動作確認用の機能として、プレビューモードがあります。
これは、ページで設定内容が正しく配信されているか確認できる機能です。
正しく動作している場合はそのまま公開ボタンを押すと、実際のページに反映されます。

GTMプレビューモード

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はGTM(Googleタグマネージャー)の基礎知識と使用するメリットについて解説しました。

次回はGTMの導入方法、GTMの設定方法あたりをまとめていきたいと思います!

それでは、また!